アフリカ大陸の東部にあり紅海に面する、日本の3分の1ほどの広さの国です。北緯12度から17度あたりに位置し、首都であるアスマラはほぼ国土の中心にあります。国土のほとんどが乾燥地帯で、アスマラの南部でエチオピアと接する地域に若干の高原地帯があります。高地にあるアスマラは年間平均気温が約16℃と過ごしやすい気候ですが、海沿いの海抜0m近くの地域では、暑いときには気温が40℃を超えることもあります。
国民の多くが農業や牧畜業に従事していますが、自給率が低いため海外からの援助や輸入に頼る部分も大きいです。エチオピアとの国境紛争が勃発し、エリトリア内のインフラが破壊されたこともあり、経済発展の大きな足かせとなっている状況です。織物や衣類、ビールなど生産し、近隣国であるスーダンやサウジアラビアに輸出していますが、経済発展に大きく寄与するものではありません。
首都のアスマラには国際空港があり第二の都市マッサワとは鉄道で結ばれています。