モーリタニアはアフリカ大陸の西部にある国で、西側で大西洋と面しています。北緯15度から27度付近に位置し、国土面積は日本の約2.7倍の広さがあります。首都のヌアクショットは国土の西部、大西洋沿いにある都市です。国土のほとんどが砂漠で、南部のセネガルとの国境付近の海岸沿いにわずかに乾燥を逃れた地域とある状況です。ヌアクショットの気候は、年間を通して最高気温が31℃前後、最低気温が20℃前後となっています。年間降水量は100mmほどで、そのほとんどが7月から9月にかけて降ります。
モーリタニアの主な産業は、農牧業や鉱業、漁業です。就業人口の約半分が農牧業に従事していますが、砂漠の影響で農地はかなり限られています。コメやアワなどの栽培やウシやヒツジ、ラクダの飼育がおこなわれています。漁業においてはタコやイカを獲り、タコはその多くが日本に輸出されています。鉱業においては近年、油田の開発に力を入れ輸出をし始めています。
モーリタニアは国教としてイスラム教を定めていて、そのため国民のほぼ全員がイスラム教徒となっています。