コンゴ共和国はアフリカ大陸の中央にある、わずかに大西洋と面している国です。南緯5度から北緯3度あたりに位置し、国土面積は日本の約9割ほどです。首都のブラザビルは国土の南東部にあり、隣国であるコンゴ民主共和国と接している都市です。ブラザビルの平均気温は年間を通して25℃前後で、年降水量は1300mmほどです。
コンゴ共和国の経済は、鉱業や林業、農業がメインとなっています。石油は輸出も行われていますが、大西洋に面した地方で盛んなため、内陸部の方はあまり石油の恩恵を受けることがありません。熱帯雨林地帯に位置しているため、木材の輸出も行われています。農業は、国民の食糧としてキャッサバの生産が多くなっていますが、商品作物としてサトウキビやタバコ、コーヒーなどの生産も行われています。
コンゴ共和国の国民の平均寿命は、男女ともに約54歳とあまり長くありません。国民の約半分がキリスト教徒でついで、アニミズム(精霊信仰)が多いです。