タジキスタンは中央アジアにある内陸国で、旧ソ連の構成国の一つでした。北緯36度から42度付近に位置し、国土面積は日本の約4割ほどです。首都のドゥシャンベは国土の西部のウズベキスタンとの国境付近にあります。国土のほとんどが山岳地帯で、ドゥシャンベは標高約700m地点にあります。地中海性の気候の特徴があり、夏は暑く平均最高気温が35℃前後で、冬は平均最低気温が0℃前後となっています。降水量はあまり多くなく、年間を通して500mm程度で、特に6月から9月は雨がほとんど降りません。
タジキスタンの主要な産業はアルミニウムの生産です。国内では原料となるボーキサイトはほとんど採掘されませんが、水力発電によって大きく電力を生み出すことができるため、ボーキサイトを輸入してアルミニウムを生産しているのです。鉱業も行われていて、金や銀、水銀などの採掘をしています。
タジキスタンの国民のほとんどはイスラム教を信仰しています。